収量を増やし収入を増やすためのスマート農業
自動運転農機具やドローンを用いることで農作業効率を上げることは重要なことですが、スマート農業でもっと重要なことはいかに収量を増やし、農家の収入を増やすことです。高度なセンサーネットワーク技術を用いて気象データや土壌データを収集、そのデータを可視化して配信、農作業の決定に生かすことで確かな収量アップと収入アップを実現することができます。
Smart Agriculture to increase yields and income
While it is important to improve farming efficiency by using self-driving farm equipment and drones, what is more important in Smart Agriculture is how to increase yields and increase farmers' income. By collecting meteorological data and soil data using advanced Sensor Network technology, visualizing and distributing the data, and utilizing it in agricultural work decisions, it is possible to achieve a reliable increase in crop yield and increase in farmers' income.
ハルサービューSMA 農場向け微気象情報観測システム
頑健な農業向けIoTシステムで、いつでもどこでも圃場を確認！
ハルサービューSMA（ハルスマ）は、圃場における微気象情報（局所的気象情報）や土壌水分などの圃場内状況をリアルタイムに確認、「今日の農作業計画」「生育状況把握」など農業関係者の様々な判断の一助になるべく開発された、様々な環境に適応可能な頑健な農業向けIoTシステムです。
様々なセンサーを接続し、独立電源（商用電源不要）で動作する圃場設置ポスト「ハルスマ微気象ポスト・圃場内ポスト（ハルスマポスト）」は、計測情報を断続的ににクラウドサーバーへ送信し、蓄積解析します。1台から導入可能で、大型台風にも耐えた実績を持つ離島向けの頑強な筐体も選択可能です。
モニタリングは、クラウドサービス「ハルスマクラウド」によって、農家および農業法人等の圃場関係者や地域住民等へ、PCやスマートフォンを通じていつでもどこでも提供します。ハルスマクラウドは現状や集計確認だけではなく、データのダウンロード、計測結果を用いた遠隔灌水システムなど外部との連携可能であり、他に類を見ない農業IoTにおける先駆的なワンストップサービスを実現しました。
POINT
水ポテンシャルの重要性
圃場土壌においては、土壌に含まれる水分が作物の根へ移動（浸透）できることが重要です。そこで、ハルスマでは、「水ポテンシャル値」を使用することにより、土壌から根への浸透性を示しています。土壌における水ポテンシャル値とは、土と水の結びつきの強さを示す物であり、周りに水分が少ないほどこの値が大きくなります。水ポテンシャルが大きいと水は根へ移動しにくく、小さいと根は土壌から水分を取得しやすいことを示します。ハルスマのオプションである遠隔灌水機能は、この水ポテンシャル値を参照することにより過不足ない水量の散布を判断しています。
ハルサービューSMA製品構成
ハルスマ微気象ポスト・圃場内ポスト
計測の中心となる微気象ポストには、環境や用途に合う複数のモデルをご用意。お客様の圃場環境に合うカスタマイズの提案も可能です。全てのポストは太陽光パネルによる独立電源機構を持つため、商用電力は不要。
ポスト搭載センサーセット
様々なセンサーを組み合わせたセットをご用意しております。これら以外もご相談ください。
ハルスマクラウド
ハルスマポストによる計測結果や集計情報を遠隔で確認するためのクラウドシステムです。PCおよびスマートフォンに対応しています。お客様によるサーバー等の準備は不要です（使用権付与契約につき、アクセスする人数分のライセンスが必要です）。
計測結果を用いた遠隔灌水システム［オプション］
ハルサービューSMAは、計測された各種情報（特に降雨量、土壌水分量）を見ながら、マリンタンク等の水源から必要な時に遠隔で灌水を行う「遠隔灌水システム」へ連携可能です。圃場に向かうことなくスマートフォン等にて遠隔で灌水の開始終了を指示します。計測結果を基にした自動灌水機能も対応予定です